ワンダーフェスティバル2019夏の会場内にて未塗装版の試遊台があったので簡単にレビューします。
私一人で長時間遊ぶのもアレなので写真は携帯撮影です。
では、早速
正面と後ろ姿。
汎用ジョイントを一切使用していないのでディテールやデザインの途切れがなく、プロポーションもクセがなく一見ヤマグチ式可動の商品には見えません。
箱を継ぎ合わせたようなオールドファッションな全体には適度にモールドが走っています。
胸のウィンドウはモールド入りのクリアパーツ。顔の造形も全体のディテールとのバランスが取れた適度なアレンジかと。
胴体の可動範囲。
胴の正面にあるダクトっぽいパーツごと可動します。上半身と下半身がそれぞれ凸と凹の字型で接続されているイメージです。
大きく屈ませると露出する背中にもしっかりとモールドが。ちなみに腰は回転軸のみの可動です。
肩の可動範囲。胴体側にアルファベットのGのような形をしたジョイントが仕込まれていて、先端がボールジョイントで腕と繋がっています。そのジョイントごと前後にスイングする機構です。
肩ブロックを丸ごと首と同じ高さに持っていくことでクリアランスを確保しています。
肘も二軸可動でほぼ180度曲げることができます。
小休止。この時はスーパーヒーロー着地は難しいかな?と思っていました……。
腰のサイドアーマーはリアアーマー側とボールジョイントで接続されています。
股関節の写真を撮り損ねましたが、大型の球体ジョイントによるシンプルな構造です。
足の可動範囲は大雑把にこんな具合です。
首の可動範囲。ボールジョイントによる接続で下顎が沈むほど深く頷けます。
膝裏は曲げると走行が沈み込むようになっていて可動の妨げになりません。
膝は軸可動×2でガンプラっぽい感じです。先述の膝裏の可動と合わせて深く曲げることができます。
全身の可動を組み合わせることで力を入れたポーズから力を抜いたポーズまで自由自在。
スーパーヒーロー着地できるやんけ……………!
唯一可動範囲が狭いのは足首ぐらいでしょうか。足裏の面積は広いので自立にそこまで支障はきたしません。
今回はABSパーツを使用しているため、今までのPVC中心の商品と比べると恐ろしく軽いです。
山口勝久氏がガンプラを作ったらこうなるんじゃないかという感じです。
そう考えると値段は少々高く感じますが、久々に軸可動中心のヤマグチアクションを堪能できる商品になっていると思います。アメイジングヤマグチ初のアメコミ原作ではない(アメコミは出てますが)キャラクターの立体化としても注目ですね。
これが売れれば他のトランスフォーマーもアメイジングヤマグチで商品化されると思うので、せっかくならデストロンの親玉くらい出て欲しいところです。