アメイジング・ヤマグチ スパイダーマンVer.2.0のレビューです。
旧版のスパイダーマンの発売が2017年1月だったと思うので実に6年ぶりにリニューアル。
値段も当時の旧版6000円くらいから1.5倍以上の10780円になっています。諸行無常。
パッケージ。
最近アメイジング・ヤマグチはリボルテックという大きな括りの中に統合されたのでパッケージデザインも共通のシンプルなものにリニューアル。
正直以前の派手なパッケージがアメイジング・ヤマグチの個性だと思ってたので物寂しいですが、そのうち慣れると思います。
ブリスターは1段。手首やスタンドパーツは裏にテープで貼ってあります。
今回から手首パーツをまとめておける透明なパーツが付属しています。他メーカーもよくやってるやつですね。
取説。交換やパーツ装着はこのような感じです。
ちなみに本体は色移り防止と思われる薄いシートが至る所に噛ませてあります。
首の付け根のところにあるやつは取りづらい&気付きづらいので忘れないようにしましょう。
引っ張ってダメそうなら大人しく分解。ドライヤーを忘れずに。
海洋堂オンラインストアおよび直販店での予約特典のスパイダーセンスシートはパッケージとは別に段ボールに入ってました。
最近海洋堂が始めた予約限定商法ってやつですね。今後の商品でも色々やってるので要チェックです。
全身。非常に引き締まった造形で、既存のスパイダーマンのフィギュアと比較してもかなりガタイが良い方ではないでしょうか。
旧版スパイダーマンやアイアンスパイダーと比較。
アイアンスパイダーはまだしも、旧版はかなり見劣りしますね……リボルテック贔屓しまくってる自分でもそう思うくらい造形が進化しています。
ざっくり可動。ブラックパンサーと同じくらい反れます。
肘も片側がボールジョイントとなっているジョイントでしっかり曲がります。
ストレッチや肉のカーテン(コンスタンティンポーズ)も余裕。
肩甲骨可動。胸のシンボルが一部隠れるくらいスライドします。体の周囲を滑るような感じて動きます。
2枚目の画像は腕を同じ方向で固定した状態で肩甲骨のみ動かした状態。他のフィギュアにはないこの可動がハッタリの効いたポージングに一役買います。
肩関節も肘と同様のジョイントなので、肩甲骨可動と合わせれば腕組みも余裕でこなします。
膝と脛の可動。双方とも軸可動で、脛の可動を組み合わせることで膝を限界まで折りたたむことができます。
膝の可動は専用のジョイントが埋まっており、分解は難しそう。
ちなみにこの脛可動が固着してる個体があったので、ドライヤーで温めてゆ〜〜っくり動かしましょう。
首は胴体側の付け根がボールジョイントで、頭側は鉄アレイ型ジョイントになっています。
首は僧帽筋ごと動くので自然に傾けることができます。
なお頭側の鉄アレイ型ジョイントは途中で曲がった造形になっており、向かって正面側に傾斜していると全然上向けません。
このように背中側に向かって傾斜するように回転させましょう。
股関節はいつものアメイジング・ヤマグチ形式です。
画像は、まあこれくらい動きますという参考。
スタンドを除いたオプションパーツ一色。
手首も瞳のパーツも豊富。
瞳が若干緑がかっているのは蛍光塗料でブラックライトで光るようになっているからなんですが、家にブラックライトがありません。
ウェブのエフェクトは手首から発射するものが2種類と、羽根のように広げるタイプも付属しています。
こんな感じで遊べます。取り付け方は取説を参考にどぞ。
ちなみにスパイダーセンスはこんな感じで背中に取り付ける方式です。
旧版にもあったようなスタンド用マグネットが付属していますので、玄関のドアや冷蔵庫なんかに貼り付けることができます。
コツとしては磁石の位置とフィギュア本体の位置を離さないようにすることです。支柱はなるべく折りたたむこと!
旧版のスパイダーマンとより本格的に比較します。
まず一目でわかる造形のスマートさの違い…………こうしてVer.2.0が発売された今となっては、旧版の造形はダルいの一言に尽きてしまいます。
青い部分のスーツの質感もデジタル造形のおかげでVer.2.0はディテールがきめ細やか。
全身の造形は方向性が少し異なりますが、スーツの下の筋肉の造形もよりメリハリがついています。
原型制作の山口勝久氏のたゆまぬ努力と進化を感じます。
スパイダーグウェンとも。
ちょっと造形の世界観が違いすぎるか……?
スパイダーバースってことならアリか。
これは唯一の不満点なんですが、全身がメタリックでツヤのある造形なのに肩や足首のジョイントが艶消しなんですよね。肘はツヤあるのに。
艶消しの方が保持力がある、という意見も耳にしましたが真相は果たして……
じゃあ後は遊んでいきます。Twitterに投稿したものの中から適当にピックします。
本当に動かしていて楽しいです。
基本的にオモチャは飾らずにオモチャ箱にしまうような感覚なので手に取って遊んでナンボな自分にはやはりアメイジング・ヤマグチはピッタリ。
お前に取れないポーズはないのか……?
以上、アメイジング・ヤマグチ スパイダーマンVer.2.0のレビューでした。
半年前のブラックパンサーでアメイジング・ヤマグチのポテンシャルを感じた方も多いかと思われますが、今回のスパイダーマンも期待を裏切らない出来と言えます。
お約束のポーズがこれでもかとカッコよくキマるので、画像や動画ではなく実際に手に取って遊んでいただきたい商品です。
次のアメイジング・ヤマグチは9月のドラケンなのでまた少し期間が空いてしまいますが、今マジで金がないので逆に助かる……。